温帯スイレン ニュートン
分類
温帯スイレン
品種名
Newton (ニュートン)
交配-作出者-年次
? (Joseph B. L. Marliac) 1910
花色-花型
赤色
株-花-葉の大きさ 注1
株:中型--花:8〜12cm--葉:20cm前後
推奨裁培容器 注2
直径 21cm(7号浅鉢)以上
特徴
マルリアク作出の古い品種の一つです。細長い花弁を大きく開くという特徴を持った本種も当時としてはかなり珍しい花型であったため、ヨーロッパではかなりセンセーショナルな扱いをされていました。1930年頃に本種はアメリカへも導入されましたが、大変興味深い事に導入したナーセリーに、なんと日本から導入したという記録が残っていたそうです。当時、日本でも第一次スイレンブームの最中にあり(さすがに現在程の流通量ではなかったようですが・・・)、ヨーロッパではなかなか見付けられなかった物が、日本ではかなり流通していたようです。

余談ですが、当時(明治の終わり〜大正の初め頃)はマルリアック作出の品種を中心に、かなり多くの品種が日本でも盛んに栽培されていました。ただ残念なことにほとんどの品種はきちんとした形では残っていないようで、品種不明となってしまったり、中には絶えてしまった物も少なくないようです。

注1:
推奨裁培容器サイズの物を使用して、栽培を行った場合の、おおまかな目安です。他の温帯種との相対的な評価で、熱帯種とは基準が異なります。
注2:
必要最低限の植え込み容器のサイズの目安で、容器が大きいほど株全体も大きく、花もたくさん咲きます。なるべく大きな容器をお使い頂くことをお勧め致します。

閉じる

なお、このページからご訪問下さいました場合は、こちらがトップページです。