FAQ & お問い合せ

お客様よりよく頂くご質問を、下記にまとめてみました。他にも商品に関すること、お支払方法、栽培方法についてなど、何かご不明な点がございましたら、こちらのページよりお気軽にお問い合わせ下さい。またメール、FAXでも賜っております。

 (品種に関するご質問)

 (栽培に関するご質問)

 (その他のご質問)


品種に関するご質問
(質問) 株のサイズは?

(回答) スイレンの株のサイズは、品種による違いと、生育環境による違いがあり、一概には言えません。特に熱帯スイレンなどは、葉の大きさが40cm、花の大きさも20cmを超え、葉の広がりが2m以上になる品種も珍しくはありませんが、5号鉢位に植えてやると葉、花の大きさが半分くらいで栽培できます。熱帯スイレンは、植え込み容器の大きさに適応したサイズに生育する傾向が大変強いためです。温帯スイレンは、地下茎が横に伸びる関係上、深さはあまり必要ありませんので、通常は浅鉢で充分です。また、ハスも全く同様ですが、あまり小さすぎる植え込み容器を使いますと、充分生育が出来ず、花が咲かないことがありますので、注意が必要です。

(質問) 花のサイズは?

(回答) こちらも「株のサイズは?」と、同様になります。ハスと温帯スイレンは、なるべく大きな植え込み容器の方が、花上がりも良くなりますし、花のサイズも大きくなります。熱帯スイレンも、もちろん同様ですが、熱帯スイレンはあまり大きな容器に植えますと大きくなりすぎて、ご家庭では持て余す事となります。

(質問) スイレンの葉は緑ではないの?

(回答) スイレンの葉は緑・・・というイメージをお持ちの方が多いのか、こちらもよくご質問を受けます。品種により緑の物もあれば、赤茶色の葉、或いは茶色の縞状の模様が入る物・・・など様々です。

(質問) 温帯スイレンにブルー(青花)はないの?

(回答) 現時点では、温帯スイレンにブルーの品種はありません。昔から、アメリカを中心に温帯性のブルー品種を作り出そうという試みが行われているようですが、まだ成功はしていないようです。当然の事ながら、温帯種にブルー系の原種がありませんので、簡単ではないようです。

(質問) ウォーターリリーって、どんな品種?

(回答) ウォーターリリーは、スイレンの英名です。(学名はニンファエアです。)ですから品種名ではありません。同様に、トロピカル・ウォーターリリーは熱帯スイレン、ハーディー・ウォーターリリーは温帯性スイレンという意味です。

(質問) 一つの花は何日くらい咲いているの?

(回答) ハスもスイレンも、だいたい4日前後で、美しく感じられるのは3日ほどです。なお、初日は開き始めの時間が遅く、また閉じるのは早く、開花時間そのものがかなり短くなります。

(質問) 開花時間は?

(回答) こちらも品種による差が大きく、一概には言えませんが、ハスは早朝から夕方の比較的早い時間(午前5時〜午後3時頃)まで、温帯種はチューベローサ種系の午前中を中心に咲くもの、ヒツジグサ系の午後を中心に開花する物などありますが、多くは朝から夕方(午前7時〜午後5時頃)の結構遅くまで開花しています。また、熱帯スイレンの昼咲き種も多くの温帯種同様、朝から夕方まで割りと長く開花しています。一方、夜咲き種は夜の8時頃から開き始め、翌朝9時頃まで咲いています。

(質問) 開花したら、花色が薄いのですが?

(回答) 開花の初期は、気温がまだ低く、株も充実していませんので、特に温帯種の赤、ピンク系は本来の色合いが出ない事がよくあります。ですが、しばらくして、気温が上がり、株が充実してきますと本来の色が出てきますのでご安心下さい。また、当園よりお届け直後の株も、温帯種は輸送のために根を切って発送しておりますので、ある程度、回復してからの開花(一ヶ月弱ほどかかると思います。)が、本来の花色となります。

栽培に関するご質問
(質問) 初心者でも簡単に育てらますか?

(回答) ハスの一部品種を除き、特に栽培の難しい植物ではありませんので、ご安心下さい。また、一般には栽培が難しいと誤解されている事の多い熱帯スイレンも、温度さえありますと開花自体は非常に容易です。(熱帯スイレンは越冬に少し工夫が必要です。)

(質問) 栽培の水はどの位の頻度で交換すれば良いのですか?

(回答) 基本的に交換は不要です。水が減ってきたら足すだけで結構です。

(質問) 浅鉢って何?

(回答) ○号鉢と言いますと通常○号定型鉢を指します。定型鉢は、1号が3cmで、5号鉢ですと鉢の間口の直径が15cmで高さも間口と同じ15cmです。5号浅鉢とは、間口が15cmで高さが約半分の7.5cmとなります。(半鉢とも言います。) 温帯スイレンやハスは、地下茎が横に伸びる関係上、深さよりも広さが必要となりますので、間口の広い浅鉢を使い栽培します。定型鉢でも構いませんが、水鉢(水を溜める容器)が、かなり大きな深い物が必要になりますので、浅鉢の方が扱いやすいものと思います。

(質問) 植え付けの際の注意点は?

(回答) 植え付けの詳細は、発送時に同封しております「栽培のしおり」をご覧下さい。一つ、02年版「栽培のしおり」には記載しておりませんでしたが、植え付け時は株を乾かさないようにご注意下さい。植え付けの直前まで、バケツなど水をたっぷり入れた容器の中に漬けておき、日の当たらない場所に置いて下さい。夏場の高温期に大気中に放置しますと数分で弱ってしまいますので、この点、充分ご注意下さい。

(質問) 用土は通気(水)性のよい「砂のような物」の方がいい?

(回答) 用土の通気性は陸上の植物とは異なり、スイレンの場合、あまり根を通じて酸素を得ることはないようです。主に葉を通して酸素を取り入れますので、通気性の良い砂などを使う必要はありません。また通気性が悪いと地下茎が腐敗しやすいとか、病気になりやすいと考えていらっしゃる方もいらっしゃいますが、そのような事はありません。むしろ通気性が良い用土は、肥料分が抜けやすく、水が腐りやすくなります。ですから、安心して通気性の悪い(=保肥力の高い)粘土質の用土をご使用下さい。

(質問) 植え付け時に、付いてきた葉やつぼみは切らないといけないの?

(回答) 葉は、基本的に必要な物ですので、切り取らずに植えます。スイレンは陸上の植物とは異なり、葉を通して呼吸をしていますので、切り取って植えると弱ってしまいます。またつぼみも、生育する力がない場合は、自ら黒く変色して枯れていきますので、敢えて切り取る必要もありません。

(質問) 植え込みに使う鉢のサイズは?

(回答) 品種による差が大きく、一概に何号鉢と言い難いのが実情ですが、大まかな目安としまして、小型のハスで直径30cm以上、温帯スイレンが直径20cm以上、熱帯スイレンが5号程度です。(温帯スイレンは深さはあまり必要ありませんので、浅鉢で充分です。)ただし、あくまで最低のサイズの一つの目安で、なるべく大きな容器を使う方が、花も大きくなり、花数も多くなります。一部の品種は、容器が小さいと花を付けない物もあり、今後、商品カタログなどのページで、品種ごとに、株のサイズと必要な栽培容器の大きさを表示していく予定です。

(質問) ムカゴ種とは何?

(回答) ムカゴ種とは、葉の中央部に小さな殖芽を生じ、さらにこれが発芽して新たな株を生じるという、かなり変わった性質のスイレンです。この性質は原種のミクランサ(micrantha)のもので(遺伝的にも優性)ミクランサの血を引く品種にのみ見られる性質です。ただし、品種によりムカゴの生じ易さには差が有ります。 ムカゴ種は、丈夫で育てやすく、耐寒性が高いのが共通の特徴です。 またムカゴ繁殖の株は「株分け」と同様、元株のクローンですので実生とは異なり、元株と全く同一の物(品種)になります。 (写真参照)

(質問) ムカゴは熱帯スイレン全部に出来る?

(回答) 時々、熱帯種=ムカゴ種と誤解されている方がいらっしゃいます。ムカゴが出来るのは、ムカゴ種のみで、ムカゴ種は熱帯スイレンの昼咲き品種の中の一部で、やや特殊な品種と言えます。また一般的に繁殖力が強いため、他の熱帯スイレンより安価で販売されるケースが多いようです。品種の分類に付きましては、「睡蓮 蓮のご紹介」ページに分類図を掲載しておりますので、ご参照下さい。ムカゴ種に付きましては、カタログページ各品種のご紹介ページにて、必ずコメント欄の最初に(ムカゴ種)と表記しております。ただしムカゴ種の中にも、ムカゴが出来やすい品種、出来にくい品種、或いはほとんど出来ない品種もあります。

(質問) ムカゴの育て方は?

(回答) ムカゴが発芽して、葉が数枚開きますと、その頃に自然と茎が腐って柔らかくなってきます。その時点で、元株から切り離し、新たに鉢に植えて水に沈めます。この新たに植えた株は、水深をやや浅め(5cm前後)に保ってやると生育が早くなります。ただしムカゴその物は、すべてが順調に生育するとは限りませんので、その点、ご留意下さい。

(質問) 温帯種の地下茎が鉢一杯に伸びきった!

(回答) 温帯性のスイレンは、地下茎が横に伸びる関係で、あまり小さい植え込み容器をご使用にになりますと、地下茎が容器に当たり、生育が悪くなります。また温帯種の地下茎は、大きく分けて「肥大するタイプ」と、「非常に良く伸びるタイプ」があります。後者の場合、なるべく大きな容器をご使用になり、それでも鉢一杯になりました場合は、鉢上げをお勧め致します。根などを切らずに、二周り以上大きな鉢に植え直して下さい。

(質問) 液肥は、使用出来る?

(回答) どういったご趣旨なのか分かりませんが、時々、「元肥或いは追肥に、液肥の使用は出来るのか?」というご質問を頂く事があります。使えない事はありませんが、液肥は元々即効性の物ですので、春から秋まで、毎日、或いは数日おきに一定量を与える必要があります。さらにスイレンの場合は肥料要求量が多いため、必要な量を入れますと水腐りを起こしやすくなります。液肥を使用するメリットは皆無ですし、わざわざ液肥の使用を選択する意味はないように思われるのですが・・・。

(質問) 葉に黄色い点がたくさん現れたのですが、病気?

(回答) ご心配は要りません、病気ではありません。葉の老化現象ですので、特に対処をする必要もありませんが、見た目があまり良くないので、カットしても結構です。温度の高い時期は、成長が活発になり、こういった葉が出ることがあるようです。

(質問) 水深は、どの位にすればいいの?

(回答) 水深そのものは、特に何センチという基準はありません。特別深い、または浅い場合以外は、特に気にする必要はありません。目安として5cm〜50cm以下であれば問題ありません。また、植えつけたところ、葉や花が沈んでしまうというご質問をよく頂きますが、しばらくしますと・・・高温期であれば一晩もしますと、スイレンの方で適当な長さに茎を伸ばしますので、特に対処なさる必要もありません。

(質問) 日のほとんど当たらない場所での栽培は可能ですか?

(回答) 結論から申しまして・・・残念ながら無理です。熱帯種の一部には、3時間ほどの日照でも開花する物があるようですが、ハスや温帯性のスイレンは「日のほとんど当たらない場所」での栽培は不可能です。仮に栽培をした場合、恐らく少しづつ弱っていき、最後は枯れてしまうでしょう。

(質問) スイレン鉢の水が、異常な高温になり、夜間も水温が下がらないのですが?

(回答) スイレン鉢を置いている場所が、コンクリート、アスファルトの上などの場合、日に当たりましたコンクリートなどは異常な高温になり、この熱がスイレン鉢などを通して中の水の温度を上昇させている場合があります。置き場所を変更なさるか、スイレン鉢の下に熱を遮断できるレンガやブロックを置くなどして、対処して下さい。

(質問) 熱帯スイレンの越冬方法は?

(回答) 様々な越冬方法がありますが、当園では最も安全な休眠をさせて冬季を乗り切る方法をお勧めしております。詳細に付きましては、こちらのページにまとめてありますので、ご参照下さい。

その他のご質問
(質問) ハスの種は販売していないの?

(回答) ハスもスイレンも、種からの栽培を行いますと品種が変わってしまいます。自家受粉であっても種は親の遺伝子情報とは異なる株となります。そのため、どのような花色でどのような花型か、またどんな性質を持った品種になるのか、開花してみないと分かりません。可能性としましては、花上がりの大変悪い株が出現する事も考えられます。こういった事情で、当園も含め、ハスの種を販売されている所は、ほとんどないようです。

(質問) メダカや魚に無害な肥料はどのタイプ?

(回答) 植物が枯れるほど大量の肥料を入れない限り、どのような肥料を使われても無害です。ただ、やはり肥料はなるべく水に溶け出さないほうが生き物には良いと思いますので、しっかりと肥料は土の中に押し込んで下さい。

(質問) スイレン、ハスを屋内の水槽で栽培する事は可能?

(回答) 屋内での栽培の場合、光が問題となります。太陽光とほぼ同じ程度の光を当てる事が出来れば理論上は可能ですが、現実的ではありません。 一般に水槽での水草栽培に使われるような照明器具の場合、温帯スイレンとハスは光が足りませんので難しいのですが、熱帯スイレンであれば育成は可能です。ただし通常の屋外栽培に比べると技術的にも難しい面がありますので、現時点ではあまりお勧めできません。

(質問) 売り切れの品種は、いつ再入荷しますか?

(回答) 当園の販売品種のほとんどは、自家繁殖によるものです。このため、大変申し訳ありませんが、「売り切れ」表示のある品種は、基本的にそのシーズン中の販売はございません。毎年、予想を超えるご注文を頂き、なかなか需要に追いつけない品種もございまして、大変ご迷惑をおかけし申し訳ありません。極力シーズン中に売り切れることの無いよう努力しておりますが、もう少し時間がかかるのではないかと思われます。

(質問) 毎年、スイレンの価格が変更されていますが?

(回答) お気づきのように、毎年価格の見直しを行っております。スイレンの場合、取り扱い品種の多くが、国内ではほとんど流通していない品種であるため、独自に導入し、独自の方法で栽培管理しております。このため、当初はどうしても高価にならざるを得ませんでしたが、近年非常に多くのご反響を頂いており、相対的にコストが下がり価格の変更(値下げ)が可能となりました。今後もコストダウンの研究には力を入れて参りますので、品種によってはさらに値下げが可能な物も、まだあるのではないかと考えております。


宮川 花園 (通販担当者) 宮川 浩一
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